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本当のやさしさ、うわべだけのやさしさ

2015年11月14日

人のやさしさ

 

「何も言わず話を聞いてくれる」

 

「落ち込んでいると励ましてくれる」

 

「失敗して迷惑をかけても怒らない」

 

「目が合うと微笑んでくれる」

 

 

やさしい人の印象はさまざまでいつも温かい雰囲気に包まれています。

 

 

現在の社会は複雑に入り組んだストレス社会といえるでしょう。

 

そんなストレス社会の中で生きていると

 

心は疲れてしまいます。

 

 

人はストレスから解放されるべく

 

リラックスできる環境や人を求めるようになります。

 

 

現代人が「やさしさ」に引き寄せられるのも自然なことです。

 

 

 

やさしい人になりましょうと

 

言葉では簡単に言えますが

 

ニコニコして人を励ましたり温かい言葉をかけるようにしていれば

 

誰もが周りから愛される

 

やさしい人になれるのでしょうか?

 

 

答えはNOです。

 

 

やさしい人と思われたいために

 

やさしそうな対応をすることと

 

本当にやさしい人との間には大きな開きがあります。

 

 

 

 

今日は久しぶりに早く帰ると約束しており

 

パートナーが夕食を作って待ってくれています。

 

そんな日の夕方、会社の同僚から

 

「このあと食べに行かない?相談したいことがあるんやけど・・・」

 

と食事に誘われたとき、あなたはどのように答えるでしょうか?

 

 

 

「うわべだけやさしい人」は

 

同僚から「やさしい人」と思われたいという気持ちをもとに自分の行動を決めてしまいます。

 

「いいよ。食べに行こう」と笑顔で答えます。

 

 

そして自宅に電話を入れて

 

「今日は会社の同僚と食事することになったから、食事はいらない」

 

とパートナーに伝えます。

 

 

同僚に対しては「やさしい人」の振る舞いをしましたが

 

内心ではパートナーとの約束が気になって仕方ありません。

 

 

自宅での夕食は久しぶりだったのに

 

なんで今日に限って誘うんだろう

 

・・・と不快な気分になってきます。

 

 

これが「うわべだけやさしい人」です。

 

 

相手から「やさしい人」と思われたくて

 

その場その場で自分の気持ちを押し殺して相手に合わせているのです。

 

 

こんなふうにうわべだけやさしくしていると

 

心の中ではどんどん不快な気持ちがたまっていきます。

 

「心の闇」や「心の毒」といったものです。

 

 

 

 

心の中の闇が深まったり、毒がたまってくると

 

どのようになってくるのでしょうか。

 

 

「どうしてこんなに我慢しなきゃならないの?」

 

「どうしていつも人の言うことを聞かなきゃならないの?」

 

と不満や恨みの気持ちでいっぱいになってしまいます。

 

 

 

自分の本当の気持ちや自分の都合に目をつむって

 

相手の都合に合わせ、相手の決定に任せてばかりいると

 

どうしてもそうなってしまいます。

 

 

 

いつも誘いを断らないあなたは

 

相手から見ると自分に合わせてくれる都合のいい人です。

 

 

 

不満や恨みの気持ちがいっぱいになって

 

突然不満が爆発しても相手は戸惑ってしまいます。

 

相手には爆発した理由が分かりません。

 

これでは友人を失うことにもなりかねません。

 

 

 

「やさしい人」と思われたいために

 

うわべだけのやさしいふりをするのは

 

長い目で見るとむしろ逆効果になってしまいます。

 

 

 

 

でも、相手の都合に合わせてくれないなんて

 

やさしくないんじゃないと思った方もいると思います。

 

 

 

本当にやさしい人は

 

「相手に合わせる」のではなく

 

「相手を受け止める」ことができるのです。

 

 

 

 

先ほどの例で「やさしい人」であれば

 

 

今日は早く帰る約束をしてるんだ。相談って急いでる?

 

明日やったらゆっくり時間あるよ

 

と、まず自分の事情・自分の都合を相手に伝えます。

 

 

それと同時に相手にもちゃんと配慮して

 

せっぱつまった相談なのか?

 

明日に延ばしても大丈夫なのか?を確かめます。

 

 

 

同僚はあなたの都合を聞いて

 

「わかった、明日お願い!!」と言ってくれるかもしれません。

 

 

 

「やさしい人」は

 

人からやさしいと思われることが基本原理とはなっていません。

 

自分の意見や自分の気持ちを大切にしています。

 

 

 

 

「今日じゃないとダメ。少しでも時間作れない?」

 

と同僚から言われたら

 

「じゃあ30分くらいだけでもよかったら話聞くよ」と答えて

 

パートナーには帰る時間が少し遅れることを電話で伝えます。

 

 

 

「やさしい人」は自分の都合を捻じ曲げてまで

 

相手にむやみに合わせることはしません。

 

かと言って相手をないがしろにするわけでもないのです。

 

 

 

自分の都合は伝えつつも、相手の状況もくみとって

 

自分と相手が無理せず合意できるように

 

きちんとコミュニケーションをとります。

 

 

 

そうすれば誘ってきた人を恨んだり不満に思ったりすることもなくなり

 

パートナーに対しても罪悪感をもたなくてすむでしょう。

 

 

 

こうすることでお互いにストレスのないよい関係を築くことができます。

 

 

 

自分の気持ちを大切にすることが相手を尊重することにもなるのです。

 

自分の気持ちと行動を一致させるように心配りしてみませんか?



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